百万石能の会について

指針

漠然と感じている文化活動への欲求を具体的なアクションへとつなぐ。

メンバー

百万石能の会は、石川県金沢市で活動しているメンバーとブリュッセル及びパリで活動しているメンバーにより支えられています。

百万石能の会代表・能楽小鼓幸流職分

河原清

出生地: 石川県金沢市

○職歴
(1)行政分野
1978年4月: 金沢市に奉職
2003年4月: 都市政策部文化財保護課長
2005年4月: 都市政策局企画課長兼新幹線建設推進室長
2006年4月: 都市政策局企画課長
2007年4月: 都市政策局国際文化課長
2008年4月: 都市政策局文化交流部長兼文化政策課長
2012年4月: 都市政策局担当局長兼歴史文化部長
2013年4月: 金沢市会計管理者
2014年3月: 金沢市を退職

(2)学術分野
2006年11月~: 金沢大学非常勤講師
2007年10月~: 金沢大学非常勤講師
2009年10月~: 金沢大学招へい講師(金沢大学人間社会学域)
2009年4月~: 青山学院大学非常勤講師
2012年4月~: 金沢大学国際文化資源学研究センター客員教授
2014年4月~: パリ日本文化会館2014年度客員教授
2015年4月~: 金沢大学客員教授

(3)芸能分野
1961年: 8歳で初舞台をつとめ現在に至る。
1995年: 小鼓幸流(こうりゅう)職分(しょくぶん)となる。
2011年: 芸歴50年を迎える。

金沢をはじめ、フランス、エジプトなど公演(小鼓演奏)多数。

○学歴
1978年3月: 中央大学法学部卒業
1997年3月: 金沢大学大学院経済学研究科(修士課程)修了
2004年3月: 金沢大学大学院社会環境科学研究科(後期3年博士課程)修了
1997年3月: 修士(経済学)取得
2004年3月: 博士(社会環境科学)取得

○講義・講演実績等
パリ市立コンセルバトワール、パリ日本文化会館、エコール・ド・ミンヌ・ナンシー、トゥールーズ・ゲーム・ショー日本展2014(TGS-Espace Japon)、フランス国立東洋言語文化大学講義、リヨン中央理工科大学講義、江陵ICCN世界無形文化祝典講演・小鼓実演、金沢大学講義、青山学院大学講義、全国博物館大会・全国市町村国際文化研修所・ローターリークラブ・関西経済同友会・民間企業(住友生命・北國銀行等)等で講演多数
演題 : 文化とコミュニティ、都市と文化、これからの文化政策、金沢の能・加賀宝生の世界、能と音楽、能の理解、能の歴史など

特色 : これまでの行政経験(文化政策)と能楽小鼓の職分(無形文化遺産の伝承者)としての伝統文化の経験(小鼓の演奏者)、国際的な文化・知的交流の経験を活かし、それらをミックスさせた独自のスタイルで日本文化の理解深化、無形文化遺産の継承・発展に向けた都市政策、地域の生活文化の向上などをテーマとした講義・講演活動を行っている。

木戸喜美夫

百万石能の会最高顧問

木戸玲子

百万石能の会講師・宝生流師範

ブノア・ドゥスプルベーク

百万石能の会講師・欧州本部長

フランソワーズ・ジャスマン

百万石能の会講師・パリ在住

公式サイト(フランス語)
www.humandance.com

アリス・ミルーイ

百万石能の会講師・詩の朗読

河原 睦子

百万石能の会講師・裏千家今日庵講師

吉岡拓也

百万石能の会PR担当

ネイバーカンパニー

ネイバーズカンパニーは、百万石能の会の文化活動を応援しています。
橋本造園設計
株式会社サビー
岡田建設
合同会社グッドネイバーズ

町家スタジオ

金澤 町家スタジオは、金沢駅の鼓門から徒歩3分のところに位置している「金澤町家・河原家」の一階です。

「金澤町家・河原家」は、第二次世界大戦の後に金沢駅前に建てられた昭和の町家建造物で、四代にわたって住みながら大事に維持されて来ています。特に、三年の歳月をかけて作り上げた総うるし塗りの二階のお座敷は、建築当初のままの形で今も大切にされています。

2019年に、この金澤町家のこれから100年の維持に向けて建物の基礎と構造の強化を図るべく、一階部分の全面的な改修工事に着手しました。

一階にあった能のお稽古場は、2019年5月1日から新たに、木曽ヒノキのみを使用した総ヒノキ造りの「金澤 町家スタジオ」としてリニューアルオープンしました。

百万石能の会は、この「金澤 町家スタジオ」を舞台に活動しています。

町家スタジオを借りる

町家スタジオは、レンタルスペースとして時間帯位でご利用いただくことも可能です。詳細は以下のリンク先からご確認ください。

百万石能の会のあゆみと今後の活動計画

1992年

百万石謡の会設立

20年間にわたり、地域の小さな謡のグループが集う「百万石謡の会」を年2回、能楽堂で開催し、また、謡の魅力の普及を目的に浅野川園遊会など地域イベントに協賛参加、福祉施設を訪問して子どもたちが仕舞を披露するなどの地域活動を実施

2009年-2014年

活動を休止

  • 創始者である河原登喜治副会長の体調不良により活動を休止
  • 創始者である河原幸子会長が死去
  • 河原清がパリ日本文化会館の初の客員教授に就任

2015年

百万石謡の会を受け継ぐ「百万石能の会」を再興

  • 能文化の発展を図る活動拠点「百万石能の会此花道場」を開設
  • ブリュッセル、パリの能楽グループを招き金沢初の日欧合同での再興第一回「百万石能の会」を能楽堂で開催
  • 能を通した欧州との文化実践交流が始まる
  • ブリュッセル、パリで小鼓実践講座
  • パリコンセルバトワールでのワークショップ
  • パリ日本文化会館での日本語講座「能のことば」など多様な文化実践活動を展開
  • 世界初の小鼓オンライン稽古を創始

2019年

総檜造「金澤 町家スタジオ」を開設

「百万石能の会此花道場」を全面改修し、文武二道の身近なお稽古場として活用し地域文化の向上に資する。

2022年

百万石能の会欧州本部を設立

  • ブリュッセルからの長期研修生アリス・ミルーイさんを受け入れ
  • フランス領レユニオン島の子どもたちと能・お茶を通した文化交流を開始

2023年〜

今後の活動計画

  • ブリュッセル、パリでの小鼓の実践講座、ワークショップを再開、拡充
  • 文化活動ビザによる長期研修生の受け入れを定例化
  • 日本で長期の文化実践研修を目指す欧州の若い方への訪日に向けたサポート体制の強化
  • 百万石能の会パリ支部の設立
  • ブリュッセル朧月堂、パリ新道場(仮称)でのこけら落とし公演を実施
  • アムステルダム、ロッテルダムなどの歴史都市で加賀百万石の能文化ワークショップを開催するなど新たな交流を開始